髪痩せの原因は年齢だけじゃない!?髪が細くなる原因と対処法とは

女性の髪が一番太く美しいのは、30歳前後の頃だと言われています。しかしその後はどんどんと髪が細くなっていき、いわゆる「髪痩せ」の状態になってしまうのです。

髪痩せは加齢とともに進むというイメージがありますが、実は加齢以外にも原因があるということをご存知ですか?

もしまだ若いのに髪痩せのような症状が出ているという場合は、加齢以外の原因が隠されている可能性が濃厚です。髪へのNG行動に気が付かないまま過ごしていると、その内に40代以降のような、酷い髪痩せの状態に悪化してしまう可能性もあります。

そこで今回は、加齢以外の髪痩せの原因には一体どんなものがあるのかをまとめています。

髪痩せを予防する方法も詳しくご紹介するので、年齢を問わず髪痩せに悩んでいる方は必見です。

髪痩せの症状とは?

髪痩せとは、髪が細く痩せてしまい、薄毛のようになったりボリュームがなくなったりする症状のことです。

年配の女性向けの部分ウィッグや育毛剤がテレビなどでよく紹介されていますが、髪が薄くなってボリュームがなくなってしまうため、髪を若々しく見せるアイテムに需要があるのもご存知の方も多いと思います。

髪痩せが進むと、毛の一本一本が痩せ細っていくので、ハリやコシがなくなって毛がペッタリしてしまいます。酷い場合は頭皮が薄っすらと見えてしまう場合もあります。

では、なぜこのような髪痩せが起こるのでしょうか?

 

髪が痩せて細くなってしまう原因

血行不良による新陳代謝の悪化

女性は冷えなどが原因で血行不良になりやすい傾向にありますが、血行不良は頭皮に多大なる影響を与えます。

そもそも健康な髪の毛は、健康な頭皮から生まれます。血の巡りが良い時は、新陳代謝も活発になっているので、頭皮のターンオーバーがしっかりと行われます。古い角質が剥がれることで新しい頭皮に生まれ変わり、太い毛が生えやすい状態になります。

また、毛根に栄養を送るのは血液の役目です。血液によって運ばれた栄養が毛根に届くと、毛はその栄養を吸って太くてツヤのある美しい髪になります。

しかし血流が悪くなると、頭皮のターンオーバーが停滞し、毛穴に皮脂が詰まって太い毛が生えにくくなります。そして頭皮に十分に血液が行かなくなると、栄養が毛根に十分に行き届かなくなります。それが髪痩せの原因になるのです。

栄養不足

血流にのって毛根まで運ばれる栄養ですが、栄養バランスの偏った食事を続けていると、毛の成長に必要な栄養が毛根まで届かないという状態になってしまいます。また、頭皮のターンオーバーを促進させるためにも栄養が沢山必要になります。

いくら血流がよくても、栄養が不足していると髪痩せが進んでしまうのですね。

シャンプーのやり方が間違っている

毛穴に皮脂が詰まると太い毛が生えにくくなり、毛が細くなるというのは前述したとおりです。実は毛穴に皮脂が溜まる原因は、肌のターンオーバーの停滞だけではありません。頭皮のターンオーバーがしっかりと行われていても、シャンプーの方法が間違っていると全て台無しになってしまいます。

泡立ちのいいシャンプーは、「しっかり洗えている」とつい思ってしまいがちですが、実は頭皮を正しく洗えていないというケースが多いのです。もこもこの泡で毛の表面の汚れは落ちますが、頭皮も意識して洗うようにしないと、古い角質や皮脂が溜まったままになってしまいます。

髪にダメージを与えている

ヘアドライヤーやヘアアイロンなどの熱は、頭皮や髪に強いダメージを与えます。

また、ヘアカラーやパーマも髪にダメージを与えます。ヘアカラーに使う薬剤は頭皮にも刺激を与えるので、肌が弱い人は特に注意しなければなりません。

ホルモンバランスの崩れ

月経の前後や閉経後は、ホルモンバランスが乱れやすくなっています。また、ストレスや睡眠不足などもホルモンバランスを崩す原因になります。

男性に薄毛の人が多いのは、男性ホルモンが薄毛の原因になるため。逆に女性ホルモンのエストロゲンには育毛を促進する働きがあります。何らかの原因でエストロゲンの分泌量が減ると、毛がうまく作られなくなり、髪痩せしてしまいます。

 

髪痩せの予防策を紹介

血行を改善する

冷えや自律神経の乱れ、ホルモンバランスの崩れなどが原因で、血流はすぐに悪くなってしまいます。すぐに羽織れる上着を常備したり、適度な運動をしたりして、血流を改善するようにしましょう。

バランスのとれた食事を心がける

たんぱく質やビタミン、ミネラルがバランスよく含まれる献立を考えましょう。

特に頭皮や髪に必要なたんぱく質は、動物性と植物性の両方をバランスよく摂るのがおすすめです。動物性たんぱく質は肉や魚、植物性たんぱく質は大豆製品やナッツ類で摂ることができます。

食事やサプリでホルモンバランスを整える

加齢とともに髪痩せが進行するというイメージが強いのは、40代以降になると、エストロゲンの分泌量が大幅に減少するからです。若い人でも月経の前後はエストロゲンが減少するので、エストロゲンを増やすように努力しなければなりません。

豆腐や納豆に多く含まれている大豆イソフラボンは、育毛効果のあるエストロゲンに似た働きをしてくれるので、エストロゲンの分泌量が減っている人が補給すべき成分です。

ローヤルゼリーもエストロゲンに似た働きをするので、サプリメントで摂取すると、ホルモンバランスがより整いやすくなります。

ストレス解消をする

強いストレスは、ホルモンバランスを崩す原因になります。リラックスできる時間をつくって、意識してストレス解消をすることが重要です。

ゆっくりとお風呂につかったり、趣味を思い切り楽しんだりするだけでも、かなりのストレス解消になります。

髪や頭皮に刺激を与えないようにする

ヘアアイロンの温度が高すぎたり、毎日使ったりしていると、どんどんと毛にダメージが蓄積されていきます。

また、ヘアカラーは頭皮と毛の両方にダメージを与えるため、髪痩せが心配な人は避けたほうが無難です。もしどうしても毛を染めたい場合は、低刺激性のヘアカラーを使うようにしましょう。

 

まとめ

髪痩せの原因を見ていると、加齢だけが原因ではないということがよく分かりますよね。若い人はお洒落のためにヘアアイロンを使いますし、ヘアカラーで髪をブリーチしたり染めることもあります。

また、生理前後のホルモンバランスの乱れはほとんどの女性の身に起こっていることです。自分でも知らないうちに痩せ髪が進んでしまっている可能性は十分に考えられます。

生活習慣を見直して、痩せ髪が進みそうな行動は避け、髪が細くなるのを予防するようにしましょう!