20代でも実は悩む人が多い!若白髪の原因は?
真っ黒で若々しい綺麗な髪に、一瞬キラリと光る白い毛が。まだ若いのに白髪を見つけてしまうと、「どうして?」という疑問がわきますよね。
10代や20代などの若い人に生える白髪は“若白髪”と呼ばれます。まだ20代なのに若白髪があると老けた印象になりますし、見つけるたびに抜いたり切ったりするのはとても面倒ですよね。
そこで今回は、若白髪の原因や予防法、若白髪が生えてしまった時の対処法をご紹介します。若白髪に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみて下さいね!
若白髪の原因とは
若白髪にはまだ謎が多く分かっていないことも多いのですが、何が原因であるのかについては様々な説が出ています。
遺伝
若白髪の主な原因は、遺伝であると考えられています。両親や祖父母に若白髪が目立っていた人がいた場合、遺伝子の組み合わせによって、その子孫も若白髪になりやすくなるのです。
しかし遺伝子の組み合わせというのはとても複雑で、両親や祖父母が若白髪の生えやすい体質だったからといって、必ず子孫が若白髪になるというわけではありません。
たとえば二重まぶたは優性遺伝、一重まぶたは劣性遺伝で、子供には二重まぶたの特徴が出やすい傾向があります。しかし遺伝子の組み合わせによっては、両親が二重まぶたでも、子供は一重まぶたになる場合もあるというのと同じことです。
ストレス
ストレスも若白髪の原因のひとつとして挙げられます。
黒くて健康な髪の毛は、健康な頭皮から生えてきます。健康な頭皮とは、ターンオーバーが正常に行われていて、皮脂の詰まりなどがない状態の頭皮のことです。ターンオーバーが正常に行われるためには、血流の良さが重要なカギを握っています。血液が頭皮に酸素や栄養を十分に送り込むことによって、頭皮の環境が良くなり、毛根にもしっかりと栄養が行き届くので健康な毛が生えるのです。
しかしストレスによって自律神経が乱れると、血流が悪化します。その結果、酸素や栄養が不足し、頭皮の状態が悪くなります。当然、毛根にもダメージを与えることになり、それが若白髪の原因になるのです。
栄養不足
慢性的な栄養不足が、若白髪を招く場合もあります。
髪の毛の黒色は、メラニンという色素によるものです。メラニンを作り出しているのはメラノサイトという細胞で、メラノサイトの働きが鈍ると、メラニンが正常に生成されなくなってしまいます。
メラノサイトの働きが衰える主な原因は加齢ですが、栄養不足も原因のひとつに挙げられます。メラノサイトが働くためには栄養が必要なので、血液から送られてくる栄養が少ないと、メラノサイトがメラニンを生成することができなくなります。
ダイエットで過度な食事制限をしている場合は、栄養不足を疑う必要があるでしょう。
予防法はあるの?
様々な原因で生えてくる若白髪。予防法にはどんなものがあるのでしょうか?若白髪が増えてしまう前に、しっかりと予防しておきましょう。
ストレスをためない
ストレスによって自律神経が乱れると、血流の悪化により若白髪が増えます。もしも眩暈や頭痛、不眠、ほてり、微熱、のどの不快感といった症状が気になるようになったら、自律神経が乱れている可能性があります。
心当たりがある場合は、できるだけストレスをためないようにし、自律神経を乱れさせないように気を付けましょう。
バランスのとれた食事を心がける
ダイエットに食事制限を取り入れる人は多いですが、過度な食事制限は心身に悪い影響を及ぼします。若白髪は、気づきにくい栄養不足を分かりやすく知らせてくれるサインなのです。
たんぱく質やビタミン、ミネラルなどのバランスがとれた献立を意識するようにしましょう。
チロシンを含む食べ物を摂取する
チロシンとは、メラニンの元になる栄養素です。チロシンが不足すると、メラニンが生成されにくくなってしまうので、積極的に摂るようにしましょう。
チロシンは、大豆製品や、サバやアジなどの青魚に豊富に含まれています。
生えてきてしまった時はどうしたら良い?
若白髪が生えてきてしまった場合は、どのように対処すればいいのでしょうか?ケース別におすすめの対処法をご紹介します。
数本なら若白髪を抜く
「白髪を抜くと増える」という噂がありますが、白髪を抜いても、それが原因で増えるということはありません。毛根にあるメラノサイトが全く働かなくなり、メラニンが生成されなくなると、完全な白髪になります。
毛根から毛先まで真っ白になった若白髪は、次に生えてくる時も黒くなることはなく、抜いてもそれ以上増えもしなければ減りもしません。そのため、気になる若白髪があったら、抜いても影響はありません。
ただしそれは、あくまで“若白髪”への影響の話です。あまりにも若白髪の量が多い場合や、頻繁に抜いてばかりいると、毛根や毛穴が傷んでしまい、毛そのものが生えてこなくなる可能性があります。
若白髪がほんの数本であれば抜いても差し支えありませんが、若白髪が一か所にかたまって生えているケースや、本数が多すぎるケースであれば、抜くのは避けた方がいいかもしれません。
途中から黒髪になっている若白髪は切る
もしも毛根のほうが黒く、毛先だけが白い白髪があった場合は、抜かずに切るようにしましょう。
毛先だけが白い若白髪は、一時的にメラノサイトが働かなかった時に白くなり、その後メラノサイトが正常に働くようになり、黒髪に戻っている髪の毛です。この場合は毛根が正常に働いているので、白い毛先を切るだけにしましょう。
量が多いなら白髪染めをする
若白髪が多すぎる場合は、抜くのも切るのも大変なので、白髪染めをしましょう。白髪のケアに気を遣いすぎると、それがストレスになる可能性があります。
白髪染めであれば大量の白髪を一気に目立たなくさせることができるのでおすすめです。
まとめ
若白髪に一旦なってしまうと、その後は真っ黒な毛に自然と戻ることはありません。完全に白い若白髪になってしまう前に、この記事の予防法を参考にして白髪を防ぐようにしましょう。
白髪の状況や量によって対処法が違います。若白髪を抜く、切る、白髪染めをするといったそれぞれの対処法の中で、どれが自分の若白髪に合っているのかを考えて適切な対処を行ってください。
予防と対処をしっかり行えば、若白髪を目立たなくし20代らしい若い印象の髪の毛を取り戻せるはずです。諦めずに頑張りましょう!